From 97c26c1924b076ef23ebe4381558e8aa025712b2 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Daniel Baumann Date: Sun, 7 Apr 2024 16:54:37 +0200 Subject: Adding upstream version 1:4.13+dfsg1. Signed-off-by: Daniel Baumann --- man/ja/man5/login.defs.5 | 169 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 1 file changed, 169 insertions(+) create mode 100644 man/ja/man5/login.defs.5 (limited to 'man/ja/man5/login.defs.5') diff --git a/man/ja/man5/login.defs.5 b/man/ja/man5/login.defs.5 new file mode 100644 index 0000000..9a812fa --- /dev/null +++ b/man/ja/man5/login.defs.5 @@ -0,0 +1,169 @@ +.\" SPDX-FileCopyrightText: 1991 - 1993, Julianne Frances Haugh +.\" SPDX-FileCopyrightText: 1991 - 1993, Chip Rosenthal +.\" SPDX-FileCopyrightText: 1997 Kazuyoshi Furutaka +.\" SPDX-License-Identifier: BSD-3-Clause +.\" +.\" $Id$ +.\" +.\" Translated Fri Feb 14 23:06:00 JST 1997 +.\" by Kazuyoshi Furutaka +.\" Updated Wed Apr 26 17:22:36 JST 2000 +.\" by Kentaro Shirakata +.\" Updated Sat Jan 13 09:24:04 JST 2001 +.\" by Kentaro Shirakata +.\" Updated Tue 18 Sep 2002 by NAKNAO Takeo +.\" +.\" WORD: shadow login suite shadow ログイン機能 +.TH LOGIN.DEFS 5 +.SH 名前 +/etc/login.defs \- shadow パスワード機能の設定 +.SH 説明 +.I /etc/login.defs +ファイルは shadow ログイン機能に対するサイト固有の設定を定義する。 +このファイルは必ず存在しなければならない。 +このファイルが無くてもシステム運用は可能であるが、 +おそらく望まない結果となるだろう。 +.PP +このファイルは読み取り可能なテキストファイルで、 +ファイル中の一行につき一つの設定パラメータを設定している。 +各行では、設定パラメータの名前とその値が空白で区切られて示される。 +空行とコメント行は無視される。 +コメント行は `#' 記号で始まる。 +記号`#'はその行での空白以外の最初の文字でなければならない。 +.PP +パラメータ値は四つの型を取ることができる。 +文字列・ブール型・数値・倍精度数値、である。 +文字列には全ての印字可能文字を使える。 +ブール型パラメータの値は ``yes'' か ``no'' のいずれかでなければならない。 +値の指定されていないブール型パラメータや、 +``yes'', ``no'' 以外が指定されたブール型パラメータの値は ``no''とされる。 +(単精度および倍精度) 数値は、 +10 進数、 +(数値の前に ``0'' を付けた) 8 進数、 +(数値の前に ``0x'' を付けた) 16 進数のいずれかで指定する。 +単精度・倍精度数値パラメータの最大値は計算機に依存する。 +.PP +以下に示すような設定項目がある: +.\" +.IP "CHFN_AUTH (ブール値)" +もし +.I yes +なら、 +.BR chfn ", " chsh +両プログラムは、スーパーユーザが起動したのでない限り +何らかの変更を行なう前にパスワードを尋ねる。 +.\" +.IP "CHFN_RESTRICT (文字列)" +このパラメータは +.I passwd +ファイルの +.I gecos +フィールドのうち、 +一般ユーザが +.B chfn +を使って変更できるフィールドを指定する。 +指定する文字列は +.IR f , +.IR r , +.IR w , +.I h +各文字の任意の組み合わせで、それぞれフルネーム、部屋番号、 +職場電話番号、自宅電話番号を意味する。 +指定されなかった場合は、スーパーユーザだけが全ての項目を変更できる。 +最も制限をきつくしたい場合は、 +chfn を SUID ではインストールしなければよい。 +.\" +.IP "GID_MAX (数値)" +.IP "GID_MIN (数値)" +.B useradd +プログラムおよび +.B groupadd +プログラムがグループ ID を選択する時の範囲。 +.\" +.IP "MAIL_DIR (文字列)" +メールスプールディレクトリ。 +あるユーザアカウントが修正・削除された際に、 +そのユーザのメールボックスに対する作業のために必要となる。 +指定されないと、コンパイル時のデフォルト値が用いられる。 +.\" +.IP "PASS_MAX_DAYS (数値)" +一つのパスワードを使える最長日数。 +パスワードがこの日数よりも古い場合は、変更するよう強制される。 +指定されていない場合は \-1 となる (この制限機能を無効にする)。 +.IP "PASS_MIN_DAYS (数値)" +パスワードを変更してから次に変更できるようになるまでの最短日数。 +この日数が経たないうちにパスワードを変更しようとしても拒否される。 +指定されていない場合は \-1 となる (この制限機能を無効にする)。 +.IP "PASS_WARN_AGE (数値)" +パスワードの有効期限が来る前に警告を発する期間の日数。 +ゼロにしておくと、期限切れの当日にのみ警告を行い、 +負の数を指定した場合は一切警告を行わない。 +指定されていない場合は警告を行わない。 +.PP +PASS_MAX_DAYS, PASS_MIN_DAYS, PASS_WARN_AGE +はアカウントを作るときにだけ利用される。 +これらの設定を変更しても、既存のアカウントには影響しない。 +.\" +.IP "UID_MAX (数値)" +.IP "UID_MIN (数値)" +.B useradd +プログラムがユーザ ID を選択する時の範囲。 +.\" +.IP "UMASK (数値)" +許可属性マスクをこの値に初期化する。 +指定されていない場合は、許可属性マスクは 077 に初期化される。 +.\" +.IP "USERDEL_CMD (文字列)" +定義されていると、ユーザを削除するときにこのコマンドが実行される。 +削除されるユーザ (最初の引き数に渡される) の at/cron/print +ジョブなどを削除するコマンドにしておくとよい。 +.\" +.SH 参照表 +以下の参照表は、 +shadow パスワード機能のどのプログラムが +どのパラメータを使用するかを示したものである。 +.na +.IP chfn 12 +CHFN_AUTH CHFN_RESTRICT +.IP chsh 12 +CHFN_AUTH +.IP groupadd 12 +GID_MAX GID_MIN +.IP newusers 12 +PASS_MAX_DAYS PASS_MIN_DAYS PASS_WARN_AGE +UMASK +.IP pwconv 12 +PASS_MAX_DAYS PASS_MIN_DAYS PASS_WARN_AGE +.IP useradd 12 +GID_MAX GID_MIN +PASS_MAX_DAYS PASS_MIN_DAYS PASS_WARN_AGE +UID_MAX UID_MIN +UMASK +.IP userdel 12 +MAIL_DIR +USERDEL_CMD +.IP usermod 12 +MAIL_DIR +.ad +.SH バグ +shadow パスワード機能によって提供されてきた機能の大部分は、 +現在は PAM によって処理されている。 +したがって、 +.BR login (1), +.BR passwd (1), +.BR su (1) +などのプログラムは、もはや +\fI/etc/login.defs\fR +を用いない。 +対応する PAM の設定ファイルを調べるようにしてほしい。 +.SH 関連項目 +.BR login (1), +.BR passwd (1), +.BR su (1), +.BR passwd (5), +.BR shadow (5), +.BR pam (8) +.SH 著者 +Julianne Frances Haugh (julie78787@gmail.com) +.br +Chip Rosenthal (chip@unicom.com) -- cgit v1.2.3